人生初に出会えるのは嬉しいものです。
小学生で前方ができるようになりたいという人のご自宅に教えに行って3回目。
最後の5回でその時は訪れました。
1時間の中で前方に必要な動きや補強訓練などなどをやって、補助に補助を重ね、「ちょっと最後5回だけ一人でやってみるか」
と回数制限を設けました。
すると3回目、「人生初できた!」が。
拍手喝采だったね、反射で。
私は好きで教えているので、人の成長を見ると自分の事のように嬉しくて楽しい。
自分の事のようっていうか、自分の事でもあるからね。
自分の教え方や分析が正しかったんだってなるわけです。
ゲームほど明確な攻略方法がないので、教えるという行為は必ず手探りになるわけです。
だからそういう抽象的で曖昧な世界から「その人にあった答え」を引っ張り出せた時、達成感しかないよね。
そして、「正解であろう情報」を与え続け、それを的確にこなしてくれた練習者にも「ありがとう」の喜びがある。
ついてきてくれて、上手くやってくれてありがとう。
楽しいに決まってるわ。
前方は必ず後方とセットがいいです。
なぜなら丁度階段の上りと下りの関係だからです。
上る時は階段に足を置いてから体重をかけ、下る時は体重をかけてから階段に足をつける。
(段差に一歩足を乗っけたらそのまま上ってすぐまた初期位置に戻るっていう感じにするとよくわかる)
やるべき操作をa→bの順でやるのか、b→aの順でやるのか。
a→bの方が得意な人もいるし、b→aの方が得意な人もいる。
どっちからにしろやるべき事は同じなので、得意な方と苦手な方、双方からアプローチする事で全体通しての動きを満遍なく強化する事ができるのです。
また、得意な方からやると「やりやすいから意識すべきポイントを意識してできる」メリットがあり、その後で苦手な方をやったら最初より上手くできた!
なんて事もザラに起きます。
なのでそれを前方と後方の話に置き換えると、
前方やりながら後方の練習(別に完成する必要はない)をすると、前方の体の使い方が上手くなるわけです。
同じように苦しんでる人がもしこれを見てたら参考にしてみてね!