全ての動きは繋がってる。
そして色んな動きは色んなスポーツ輸入でき、輸出でき、繋がってると思う。
つまりこういう事。
高難度技したいなら基礎(の動き)からで、その基礎はあらゆる種類の高難度技に繋がっている。
更にはその基礎の動きっていうのはアクロバットの基礎でも練習できるけど、アクロバット以外の結構色んなスポーツでも学ぶ事ができるので
実は既にその基礎(動き)持ってるかもしれない。=輸入
そして、当然アクロバットの動きも(技だけじゃなく、基礎的な動きも)他のスポーツにも繋げられると思う。=輸出
って事。
最近パルクールがしたくて基礎を学びたいという方を教えていますが、自分自身もパルクールの動きや技を少しずつ勉強し、練習してるので
より具体的にそれを感じる。
何が大事で何がどこに、どう繋がるのか。
実際に繋がるような感覚があったりとか、予想・分析するのが凄く楽しい。
例えば1つ例を出しましょうか。
パルクールにはカート(=側転)から宙返りなどを繋げたりしますが、その繋げる時の十分な勢いをカートで生み出す事が必要。
だからカートでは両足で地面を漕ぐようにして、そしてその勢いに乗って足だけじゃなく胴体事ぶん回しながらブーストかけるみたいな操作が必要なのだけど、
その操作はロンダートや側宙の時の感じと一緒。
具体的にはそれらの踏み込み〜(ジャンプ)回転する時とコツが同じっていう感じ。
そしてカートを練習しているともう1つ良い事がある。
具体的にはカートからの繋げ技を練習していると、っていう感じかな。
当然、カートを練習するじゃん?
そこ下手だと絶対繋がらないのだから。
すると、実はその両足でブーストかけたり体をぶん回す技術って、カートのように横からやった方がやりやすい。
というか、ポイントを守れやすいから上手くなりやすいんだよね。
やりやすいから、「こういう感覚ね!こういうやり方ね!」って学びやすいんだ。
側宙やロンダートをやろうとする人って、大体いきなり正面からやろうとする人多いんだよね。
別に良いっちゃ良いんだけど、ポイントが同じでも実は正面からやった方が難しいわけさ。
体を振り回せないからね。
横だと、手や体を捻って進行方向にぶん投げやすいじゃん?
だから先述したポイントを守れやすいんだ。
側宙やロンダートはどこまで行っても側転の延長にある技なので、基礎である側転をやり込んだ方が道理的にも上達しやすい。
なので、カート〇〇みたいなカートからの繋げ技を練習しようとする人は、必然基礎である側転をやり込む事になる。
しかも楽しみながら。
大事だからって側転(基礎)だけやってって言われても中々やらんでしょ?
やりがい、楽しさが少ないからね。(そういう人多いと思う)
このカート(側転)から何かを繋げるっていう文化は体操にはない。
今知ってる限りではパルクールやトリッキングだけかな?
だからこのカート〇〇っていう動きの文化は、楽しみながら基礎を練習できる非常に優秀な練習ツールだと思ってる。
みたいにして、異文化の技や練習、練習過程を取り入れて、既知の練習段階に組み込んだりするのが楽しいって話。
もう1つの練習ルートになるかもしれないし、「レベル1→2→3」というプロセスを「レベル1→1.1」と更に細かくできる可能性も秘めてる。
素晴らしくない!?
輸入最高。